今日は武満さんの「すべては薄明のなかで」を弾きました。第一楽章です。この曲は私が初めて聴いた武満さんのギター曲です。福田進一さんのCDで聴いたのが最初でした。それまで距離を遠く感じていた武満さんの作品でしたが、ギター曲があることを知った時にはとても嬉しく思ったのを覚えています。
初めてこの曲のレッスンを受けたのはおそらく2年前近く前になります。なのでもう殆ど久しく弾いていなかったのです。譜面を引っ張りだして思い出しながら弾きました。随所随所にある突発的な和声のつくりがとても素敵です。冒頭から、2.5/8, 3/8, 2.5/8, 3/8, 4/8といった具合に拍子が変わっていきます。その中に脈々と流れるパルスを切らすこと無く弾くようにとレッスンではアドバイスをいただきました。もっと滑らかに、恣意的なところをなくすように弾けるようになりたいものです。