2021/03/26

32をこえて

 

人のいない桜の代々木公園(撮影: 2021/03/26)

春の代々木公園はいつも人だかりになっている。いろんな国の人が集まり、運動したり、宴会をしたり、楽器を弾いたりしている。こんなに天気の良いさくらの日に、がらんとした公園を見るなんて。

今月は3週間の長めの休暇(ボーナス休暇という制度がある)をいただいて、家でまったりとプログラムを書いたりしている。気づけば事業のことやチームのこと、その他事業周辺の多くのものごとを考え続けるという生活スタイルがここ10年弱の間に定着していた。テストやモニタリングのこと、本番で動くプロダクトがどういう作用をあたえるか。そういうものごとは刺激的で、常にあたまのなかに常駐している。周りのクルーには手間をかけてしまっているけれど、こういう休みのときばかりはしばしプロセスをkillして、何か他のことに関心をおけるというもの。遊んでみたり本を読んだりしていたものの、結局パソコンに向かってちまちまとプログラムを書いて遊んでいる。なんだ、仕事とやっていることは同じじゃないかと思ってもいるが、案外これが気に入っている。

COVID-19で変わってしまった世界を散歩する時間があるのもいい。よい世界ではない・・し、年々花粉症がひどくなってしまっている。しかしながら考え事をしながら練り歩くのは悪くない。休暇の間は散歩、プログラミング、そしてゲーム(最近はValheimという世界で海賊・・というより建築家として人参を栽培しながら掘っ立て小屋を量産している)をしたりしている。今日からプロ野球のオープン戦も始まるし、オリンピックのリレーもはじまったし(オリンピックはあるのだろうか?)、世の中が動いているのを楽しく見ている。

勉強をする時間というのをとりたいなと思っているときに、時間ができるというのはなかなかない。時間というのは欲しいときになく、暇なときにある。XORはだいたい1だ。なぜか今日このごろはちょうど時間がほしいときに時間がある。COVID-19のおかげで予定が全然ないので、デスクでなにかしらに集中する幸せな時間が増えている。

ともあれ来年にはビール片手に公園で和やかに過ごすのもまた悪くないな、と思っている。いざ64の世界へ。