2018年4月1日日曜日

老人と海を読んだ

『老人と海』はヘミングウェイの1952年の小説である。130ページ程度なのですぐに読み終えてしまう。昨日夕食の蕎麦を食べつつ読み始め、今日の朝少し読んで読み終わった。

老人と海のストーリー自体は至ってシンプルだ。箇条書きにすれば10項目もないうちに出来事は書き出せてしまう。登場人物も少ない。その題目の通り、老人と海が描き出される。静けさと、戦いと、孤独さと、暗闇。多くは語られないし、描写も細かくない。それでも1つのストーリーとして考えさせられるのは、老人のこだわりや職人観、あるいは人生観が一貫して老人の言葉に現れているからかもしれない。こうは書いたものの、実際の書かれ方は朗々と老人が考え方を語るというのとはまったくの真逆である。無言と独り言と、あるいは独り言のような語りかけの断片的な言葉しかない。

最近、なるべく昔の作品を改めて読んでいる。なぜこの作品が後世に残ったのか。人々に影響を与え続ける文章や作品というのはどういったものなのか。そうしたことをまた新たな視点で考えさせられる作品であった。

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