2018年7月8日日曜日

万引き家族を観てきた

昨晩、是枝監督の最新作、万引き家族をみてきた。映画館で映画をみるのは年に数回なのだけど、「そして父になる」をみてから是枝監督の作品は見に行こうと決めている。

あらすじはこちら。 http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/about.html

観終わってまずこみ上げてきたのは家族それぞれの生き方、家族の絆のあり方、血ではない家族のあり方、貧困と愛情、人と人との関係のあり方・・それらが重なったつながりについての切ないだけでは言い切れない多層的な感情だった。とても言葉にするのが難しい。映画の中では実際の人生と同じように、何かに思いやりをもち、何かしらに愛情があり、傍からみるとなぜそう考えているのかわからない、見えないものがたくさんあった。現実では自分はこういう家族の形にあったことがないし、それでも想像はできているとさえ思っていたのに、徐々に物語が進んでいくと徐々にそれこそ心が震える。自分が見えない、見ようとしていなかったものを伝えられた映画だった。

翔太とゆりは今後どういう人生を歩むのだろうかとか、治はしょうもないけどなんて憎めない人なのだろうとか、おばあさんはなぜああいう家を作っていったんだろうかとか。2時間では語られないところの余韻が今でも残っている。見えない花火、懐かしいスイミー。散りばめられたシーンもすごく印象に残る。夏のそうめんと、とうもろこし。コロッケとカップ麺。麸と白菜だらけの鍋。ご飯のときっていうのはそれだけでいきいきとしていた。

このタイミングで今見に行けてよかったなあと思う映画でした。