2012/12/03

[#vgadvent2012] 湯豆腐の季節ですね

※この記事はVOYAGE GROUP エンジニアブログ : Advent Calendar 2012の3日目の記事として書かれています。

Advent Calendar3日目です!@suzu_v が担当させて頂きます。さて、エンジニアブログによるとテーマについては
VOYAGE GROUPに少しでも絡んでいればOK
とのことです。 @katzchang さんに見習って湯豆腐を作ろうとしたのですが(むしろAdvent Calendarで前日が料理ネタだなんて思っていませんでした・・・)料理にはまったく自信がないので、僕は社内勉強会について書きたいと思います。

4月に入社してから以下のような勉強会に参加してきました。
  • 機械学習勉強会
  • SICP読書会
また単発のものでは、fluentdについて調査した内容を発表したり、JenkinsやHiveなどについて話すこともありました。また、昼休みに勉強会が不定期的に行われるので、弁当を食べながら他のエンジニアの方々の発表を聴く機会も多いです。

こう振り返ってみると、自分でもいろんなところで発表するという習慣が身に付いてきたと思います。何か発表するというのはスライドをつくるというところからではなく、普段の社内グループウェア上での何気ない書き込みから始まっていることが多いです。何気なく「これ試してみたいなぁ、調べてみたいなぁ」というと30秒後くらいに「じゃあ調べてみてね。発表してね」という先輩方のフォローが入り、あれよあれよという間に会議室が抑えられ、気が付けばさくっと十数人のエンジニアが集まる、というようなことが日常的にあります。こういうフットワークの軽さがあるので、他部署の方でもエンジニア同士話をする機会が多くて楽しいです。

そういえば先日、第3回若手Webエンジニア交流会でLTをしてきました。


内容はSICPの2章についてです。SICPについては社内で勉強会がいくつか走っており、僕もその一つに参加しています。データとは何か、とすごく漠然としたタイトルですが、内容は淡々とデータに関する決まりを書いていったらデータとうまく付き合えるということについて書いています。社内勉強会をしていると、このスライドの中にあるような発見が多々あります。LTではその一部分のエッセンスを抜粋して発表してみました。1人で読むと自分の中だけで発見が終わってしまいますが、一緒に勉強し、楽しみを見つけられるのは読書会の良さだと感じています。

僕はSICPを読んでいますが、Lisperではありません。ただSchemeはこういう用途のエッセンスを伝えるのにすごく良い役割を僕らに提供してくれていると思います。あくまで学部生用の教科書ですから、そういう内容を神話的にするのもきっと違います。業務に直接的に影響してくるかというと、そうではありません。こういった抽象化の考え方というのは少しずつ時間をかけて僕自身のコーディングスタイルに良い影響を与えてきたと感じています。社内でコードレビューなどをすると「そこの抽象化の壁が・・・」的な話が自然に出てくるので、ある種の共通言語になっている感もあります。

去年まで、こうした本に触れる機会というのは社会人になってからはないのだろうなぁと思っていたのですが、去年以上に様々な角度からいろんなことを学ぶ機会を得ています。社内の勉強会もそうですし、日常の些細な会話においても、学ぶ機会が転がっています。振り返るとSICP読書会に出ることになったのは駒場のおいしいホルモン屋で飲んでいた時だった気がします。



なんだか積もる話をしてしまいました。明日は @chisei さんです。お楽しみに!