2020/04/28

コロナと付き合う

もうWFHも2ヶ月が過ぎた。4月頭からは新卒も入ってきて、リモート体制で初めて新卒を迎え入れた。配属から10日ほどたって、各々タスクをこなすような状態になった。コロナ前に対面で話していた人が多かったのもあるが、人事や経営陣を含めてコミュニケーションを継続してくれていたおかげで業務にも受け入れることができた。また一つ順応できたことを嬉しく思う。

withコロナとなって、全てが初めてになった。これまでのプロセスは代わり、コミュニケーションから企画から実装までが全て変わった。オリンピックの延期が決まり、広告業界への波は今、そしてこれからも続いていくだろう。しかしながら足元での日々を支える事業、そしてエンジニアリングはwithコロナに慣れ、変化しながら着実に成果を出せるようになってきている。

コロナ環境下となり、すでにやり方を多く試みた。それまでもリモートでチームを働くことを調べ、そしてちょっとうらやましい気持ちもあった。GitLabのリモートでのDB復旧の生中継をみて、当たり前だと頭でわかっていてもできない環境を憂いたこともあった。今こうしてやってみれば、多くのことが回るようになってきた。この期間が続けば続くほど波は大きくなる。次は会社の本体、評価・会社の貢献度・愛着・文化、そうしたものが変容する時間になる。スコープがある程度定められた3ヶ月ほどのプロジェクトならうまく回ったものが、2年かけるような開発や、持続可能たる組織が今後どうなっていくか。そうした変化が見られる期間に入ってきている。

社会が同時に動くのを見ると、東日本大震災を彷彿とさせる。あのとき自分は何もできなかった。Netflixでみたビル・ゲイツのドキュメンタリーが思い出されれ、世界の困難を正面から解決しようとしている人たちの凄さを尊敬する。流通、生産、消費、人のからだの機能不全がその部位の働きを明確にするように、社会の機能の連動がこれほどまでに鮮明に感じられるのは今だからこそである。コロナを発端として、また新しい社会になっていくのだと、身を持って感じている。