10月末から5日ほどケアンズに行ってきた。夏休みが余ってしまっていたのと、オーストラリアもいったことないし行ってみるか、ということで。初めて家族での海外旅行だったのだけれど、なかなかよかった。
成田からの夜便でいった。ケアンズはオーストラリアの中でも北のほうに位置している。そのため日本からも7時間ほどでつく。0時発7時着のJetStarで行った。JetStarに乗ったのは初めてだったのだが、機内サービスのムービー視聴が有料だったり、機内食がオプショナルだったりして新鮮だった。JetStarはじめ、LCCは成田空港の第三ターミナル利用になる。今回は京成バスで東京駅から直接第三ターミナルまでいったが、電車で行く場合には第二ターミナルからそれなりに歩く必要がある。
ケアンズに到着してホテルに荷物を預け、早速キュランダへと向かった。キュランダへは趣のある高原鉄道で向かう。
山を登っていくのだが、途中で滝も見れて面白い。10月末はまだ乾季なので水量が少ない。岩肌をみると、雨季に大きく削られたことが伺える。
キュランダは小さな町になっていて、ショップが有ったり動物園があったりして面白い。ちなみにここにくるまで家族だれもオーストラリアドルをもっていなかったのだが、地元のおじさんがつくった美味しいと噂のアイスクリームをたべようとしたら現金しかつかえず、その場でキャッシングした。ATMはちょいちょいあったのでなんとかなる。
キュランダからの帰りはSkyrailという長いロープウェーでケアンズまでもどった。熱帯雨林の上をロープウェーで通るのだが、なかなかスリルがある。スキー場のゴンドラを想像してもらえるとわかりやすいと思うのだが、幾分速く、そして高い。
翌日はケアンズ市内をぶらぶらしたり、マーケットをみたりした。マンゴーが$6/kgで安い。そして甘くておいしかった。
昼はパロネラパークというちょっとかわったテーマパーク的なところに行った。ここも小さな滝があった。
翌日はグレートバリアリーフをみにグリーン島へと行った。グリーン島からはなれたサンゴ礁までいって、シュノーケリングをしたりした。ケアンズの浜辺はそんなにきれいではないのだけど、グリーン島までいくと目に見えて水がきれいになる。グリーン島はケアンズから船で1時間ちょっとのところにある小さな島で、1周歩いて40分ほどでまわれるくらいの大きさだ。ホテルが1つある。
夜はケアンズにあるDundee'sというレストランでずどーんとしたシーフードをたべた。これはシェフのオススメ盛り合わせで$165くらい。オーストラリアの物価は日本とくらべて少し高く感じる。2割増しくらいのイメージ。グラスワインは$8くらいからだった。
翌日はアサートン高原をガイドのシェーンさんに案内してもらった。ケアンズから200kmほどあるのだけど、海も近ければサバンナもあり、自然が本当に多様だという印象をうけた。また土地が広い。土は赤土で、あまり肥沃ではないらしい。主な産物としてはマンゴー・コーヒー・バナナ・コーンなどがあった。バナナの収穫なんかはワーキングホリデーでやるひとも多いらしいが、バナナ一房で50kg-90kgほどあるらしく、なかなかの肉体労働だそうだ。オーストラリアは労働者の時間単価が高く、時給2000円くらいが最低ラインとのことだった。出生率も3 - 3.5で推移していて、国として成長しているのだなと感じる。とはいえこの成長率を維持することが当面の課題のようだ。
キャンプ場には餌付けされたワラビーがいて、餌をもっていくと6,7匹のワラビーがよってきた。ワラビーをこんなに近くでみるのははじめてだった。小さいカンガルーである。こんな子持ちのワラビーもいた。 おなかのなかに1年ほどいるらしい。かわいい。
ちょうどハロウィン(10/31)、そしてメルボルンカップ(11月の第一火曜日、今年は11/1)に滞在していたので道中でいろいろな格好が見られたのも面白かった。メルボルンカップの日はオーストラリアの大都市だと祝日になるらしく、こぞっておしゃれをして試合をみるらしいい。競馬場に行かない人でもおしゃれをして、夜は飲みに行ったりするようだ。女性は鳥のような帽子にドレスという格好の人が多く、おしゃれをする日という印象だった。
オーストラリア、まったりしている人が多くてよかった。