2011年6月21日火曜日

もともと人間なんてソーシャルなんだから

最近いろいろなWebサービスのローンチの相談をうけることが増えた。今はアイデアをすぐに形にできる時代だし、面白いと感じるものはできるだけ早く世の中に出した方がいいと僕は思っている。

しかし、Webサービスを創るにあたって、発案者が自分でエンジニアリングをできないため、エンジニアやデザイナーを集めたいという場合がよくある。僕は依頼を受ける側の人間だ。そして「このサービスは素晴らしいから是非作ってほしい」と言われることがある。

そのとき僕が考えるのは、サービスの自体の魅力とメンバーの魅力だ。だから、初めてサービスを説明してもらうときには本気で話を聞く。ここは極めてシビアだ。時間は限られているし、何より魅力的なものでなければ作る気が起きないからだ。マーケティング的な観点で破綻していないことはもちろんのこと、そのプロダクトに込める熱意と、どういう価値をユーザに提供したいかということについては細かく聞いている。ときに厳しいと思われるかもしれないが、それくらい答えられない人と一緒に働きたくはないのだ。

最近よくあるのが、「このサービスはユーザ同士をつなげて、面白いんです!」との一点張りで主張されることだ。重要なのはユーザ同士を繋げることだけではない。しかし、ユーザを繋げることだけが目的になりがちだ。ソーシャルなサービスが増えるに従って、ユーザ同士を繋げるというアイデアが多く見受けられるようになった。でももっと掘り下げてほしい。なぜ人は交流したいと思うのか。そのサービス上で繋がることで今までにない価値が生まれるのか。代替えできるサービスがあるとして、優位性は何か。そしてそこで人が繋がり、十分なユーザが得られたらどのようにマネタイズしていくのか。そういう視点が足りないと感じてしまうと、ユーザ体験に落とし込むには先が長いと思ってしまう。

そんなこともあって、人間なんて放っておいても仲良くなる人はなるし、話もするんだから、もっとWebでやるから面白いことを純粋に考えてみたらどうか、と感じることが増えた。僕は人の生々しさに惹かれる。きっとそういうコンテンツのあるところに、人は集まる。その人が今まで考えつかなかったことをその場でやってもらうという経験作りが、どんなサービスであれ大事だ。

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