2011/05/17

Trippieceプレリリースと、反省と。

5月16日付でTrippieceというサービスをローンチしました。

http://trippiece.com

2月末にジョインしたので、2か月半ほど関わっていることになります。サービスリリースまでにたくさんのプロセスがありました。実感としては、ようやくリリースするところまで来たけれど、まだまだ未熟すぎる、というところです。

Trippieceは「プラン」を中心に、ユーザに新しい体験をしてもらうことを中心としたWebサービスです。あるユーザがプランを提案すると、そのプランについてサイト上で話し合いながら、実際に行動に移していきます。今回のプレリリースでは、プランを提案し、話し合う部分が実装されています。僕はこの中でシステム周りのことをほぼ全て担当しました。サーバ管理、設計、実装といった作業が中心です。

サービスをローンチするために、メンバーとたくさんの話し合いを重ねました。一度作ったサイトを、全てボツにしてもう一度作りなおしました。作り始めてから、またサービスの方針が変わることもありました。しかし、自分たちで設定したローンチの日程を変更することはしませんでした。エンジニアの身としては、作るものを早く決めて、詳細な要件ができあがれば、後は実装するだけなのでその方が楽です。一度作ったサイトを破棄するのは、通常であればありえない判断なのかもしれません。

僕が今回リリースするにあたって大切にしていたのは、決してサービスの基礎設計・デザインに妥協してはならないということです。今回のプレリリースでは満足な実装を行うことができませんでした。そこにはディレクションや広報的な事情も絡んでいました。なかなか実装のフェーズに入れず、エンジニアとしては待つ時間が長かったというのも事実でした。しかし、サービスのコアコンセプトが固まり、メンバー間での納得が深まれば深まるほど、今後サービスとしての価値が高まっていくと考えているからこそ、敢えてその部分に時間を費やしました。なので、技術的に満足できていないところは多々あり、多くの方々にご迷惑をおかけしてしまったことも大変心苦しい部分ではありますが、プレリリースという形でサービスの種を公開できたことは、非常にプラスでした。

課題は山積みですが、使いやすく、多くの方に何か新しい体験をしていただけるサイトになるよう、努力していきます。